キーボードをつくってから数ヶ月、また新しくキーボードを作ってしまった。。。ずぶずぶ沼に入っていっている感。ま、むちゃくちゃ金のかかる趣味ではないので、いいんですけどね。

で、今回作ったのがこちらの、NumAtreus(沼トレウス)。Atreus のクローンですね。

今回これを作ってみようと思った理由ですが、こんな感じ。

  1. Atreus (配列)の見た目がカッコいい!
  2. 横にずれてる Row Staggered ではなく、縦方向にキーがずれている Column Staggered 配列を試してみたかった
  3. 薄型の Kailh Choco キースイッチを試してみたかった
  4. キーボードの無線化をやってみたかった(分離型のキーボードに比べて、一体型の無線化が簡単なので)

必要だから、って思考が一ミリもありません。さすがです。

1. 配列がかっこいい

Atreus の特徴といえば、やっぱりこの左右対称の形。この変態配列が全てだと思う。

Atreus on 13-inch Macbook Pro

Atreus は左右対称のキーボードで、片側には5列x4行+1個の計21キー、左右合わせて42キーのキーボード。前回作った Zinc キーボードが48キーなので、それよりも6キー少ない。

Zinc 含め、多くの40%キーボードが片手6列(人差し指と小指にそれぞれ2列ずつ、中指と薬指は1列ずつ)なのに対して、これは5列。要は小指の1列分がない。他の40%キーボードだと、その小指の列に ESC / Enter / Backspace / Shift / Ctrl を配置するわけですが、それがない。

そこでこんな感じの配列にして今は使ってます。

RAISEキーを押しながら入力するとピンク色、LOWERキーを押しながら入力すると青色のキーがそれぞれ入力される感じ。

あと、左のZキーは、「タップするとZキー、ホールドするとShift」というちょっと変則的なキー配置。その下の Ctrl や、左側の Shift / Ctrl も同じ。

最初は、一番下の行のどこかに配置しようとしたんだけど、他に普段使っているキーボードとのギャップがありすぎで使い物にならず、結局この位置に落ち着いた。

ああ、やっぱり、小指にはもう1列欲しい(笑)

なお、QMK のファイルはこちら

2. Column Staggered

通常のキーボードは、横方向にキーがずれています。Qキーの真下ではなく、斜め下にAキーがある、と言った感じで。これはタイプライターの設計における制限の名残、と言われてますが、本当かどうかは知りまへん。

一方、自作キーボード界隈で流行っているのは、指の長さにそって、縦方向にずらす、Column Staggered タイプの配列。 コルネキーボードとかは、その代表例的なやつなんだろうなぁ。

で、今回がこういう縦ずれタイプを試すのが初めてだったわけだけど、正直、打ち慣れない。「UIO」、「NM,」あたりを頻繁にタイピングミスする。

ひたすら、この配置のキーボードだけ触っていれば良いんだろうけど、仕事用ノートパソコンの普通のキーボードとかも使うわけで、行ったり来たりすると完全に混乱する。

思っていたより、キーの配置の違いってインパクトでかいな、っていうのを実感できました。見た目はカッコいいんだけど。

3. Kailh Choc

キーボードの各キーはスイッチになっていて、普通は下の図の右側みたいな形のスイッチなんですが、これを薄型にした、Choc (商品名、下の図の左側)と呼ばれるタイプのキーキャップも存在していたりします。

キーのストローク幅が、前者が4mm、後者が3mm、とサイズの違いの割には、そこまで大きく変わらない、ってのがおそらく売りなんだろうな、と思う。で、これまでは、通常サイズのキースイッチしか試したことがなかったので、今回は Choc を試してみました。

タイプした感じ、Choc の押し心地も悪くないなぁ、というのが正直な感想。あと、ちょっと重いかも。

ただ、音が最悪。安っぽいバネの音が響きまくり、全然タイプしていて気持ちよくないです。キーボード振ると、シャカシャカなるのも最悪。これ、オイル注入(ルブ)しないとダメなのかもしれませんね。

あと、もう一個の問題点がキーキャップ。普通のサイズのキースイッチだと、上にかぶせるキーキャップの種類が豊富なんですが、Kailh Choc の場合、Kailh 社が提供しているダサいキーキャップしか選択肢がない。

んー。ちょっと、Choc やるのは早かったのかもしれない。

4. 無線化

最後の一点が、無線化。要は Bluetooth 対応。

最近流行ってる自作キーボードの多くは、Pro Micro という部品をつかって設計されていることが多いわけですが、この部分を置き換えるだけで Bluetooth 化できるというパーツがこちら。

Pro Micro サイズの USB 対応 nRF52 マイコンボード

前から興味があったので、今回試してみました。参考にしたのはこの辺り。

使うためには、バッテリーを用意しないといけないわけですが、今回は単四電池で検討。NumAtreus 付属のキーボードケースは電池を入れるスペースはありませんので、ケースも一から設計して3Dプリンターで出力してみました。

ラッキーなことに、Atreus はキーボードケースの設計図が公開されていましたので、それを少し参考にしました。

atreus @ Github

結局こんな感じに。

もう少し目立たない形でバッテリー埋め込むことができれば最高なんですが、今の私の設計力じゃこれが限界。

ファームウェアのトラブルで繋がるまでにちょっと時間がかかってしまいましたが、出来てしまえば、あら不思議。さくっと、Bluetooth でキーボードが繋がってしまいました。今も、実はそれで入力しています。

家で使う限り、有線でもいい気もしますが、でもやっぱ、無線はいいですね。デスクがすっきりしますし。今回買ったキット、今家でメインで使っている Zinc キーボードにも使えるので、そのうちそちらも無線化してみるかもしれません。ま、バッテリーどうするか、ってのが非常に悩ましいんですけれど。。。

という感じで今回はここまで。


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