帰ってきた自作キーボード
Posted on May 22, 2019
半年くらい前、分離型メカニカルキーボードに興味持ち始めた時、無線接続の分離型キーボードがないのか調べてました。
『無線 x 分離型』はほとんどなく、見つけたのはこの自作キーボードくらい。
で、当時は結局、Barocco の MD600 を購入して終了。
Zinc 無線化
その後、Zincを作り、Barocco を手放し、NumAtreus の無線化をやったので、今回、Zinc の無線化に挑戦してみました。
参考にしたドキュメントはこんな感じ。
基本的には、一つ目のせきごん氏の GitHub レポのドキュメントを読めばOK、って感じです。特に、FAQは必読です。トラブったらとりあえずここを見る感じ。
ちな、今回作ったファームウェアはこちら。
あと、無線化で問題となるのがバッテリー問題ですが、そこは3Dプリンターで自作パーツを作って解決しました。レポジトリはこちら。なお、今のケース、私がキーボードをデスクサイズのマウスパッド状に置いて使ってあることもあり、電池がきちんと固定されていません。持ち運んだりすることを考えると、もう少し改良が必要な気がします。
#Zinc のバッテリーケース出来た。これで完全無線化出来る。ただいまもう一方も印刷中ー。
— dr. ddsk (@dodosuke0920) May 1, 2019
本家のカッコ良さには全然遠く及ばないけど、単4電池で運用できるからいいかな。 pic.twitter.com/SB7w0n5swD
あと、ボタン電池でOKであれば、公式のかっちょいい無線化キットが発売されるらしいので、そちらをお勧めします。
注意点
無線化する上で、いくつかハマったのでメモをば。
まず、ProMicro の時と異なり、master と slave で別のファームウェアを焼きます。なので、キーボードから Reset をキーマップに割り振りファームを焼いている場合、キー配置によっては reset できなかったします。物理リセットボタンを使うのが楽かな、ってことで今はそうしています。
あと、せきごん氏のレポジトリにもあるように、分離型キーボードでは、デバイス0に slave のキーボードを接続させます。なので、DEL_ID0
やDELBNDS
をキーマップに割り振りデバイスの情報を master から消してしまうと、master からは slave のデバイス情報は消えますが、slave 側には master のデバイス情報が残ったままになり、接続できなくなります。slave 側から master のデバイス情報消すためには、slave 側にPCなんかを接続し、TeraTerm とかで消さないといけません(たぶん)。なので、上記のキーは使わない方がいいかも。
無線化してみて
やはりケーブルがなくなるのでデスクの上が非常にすっきりします。
あと、複数端末接続できますんで、仕事とプライベートの端末に、ひとつのキーボードで接続できるのは、非常にナイスです。
バッテリーの持ちですが、今のところまだ電池を交換しておらず、単4電池2本で2週間は少なくとも電池交換できずに使えています。思ったより長く使えそう。
ま、問題ないわけではないっす(笑)。素早くタイピングしていると、slave 側でのキー入力した後に master 側で入力したキーが先に出力されちゃったりします。このあたり、設定でなんとかなるのかもしれまんが、まだ最適な設定は見つかってません。なんかいいセッティングあれば教えてくださいまし。
ま、問題はないわけではないんですが、今のところ大満足です。
これ、エンドゲーム、では?
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