後輩ちゃんと飲んだ時の話

Posted on Nov 1, 2019


Google Cloud Associate Cloud Engineer Certificate 試験に落ちたり、PCB 基板発注するところからキーボード作ったり、ザ・モデル読んで「ああ、俺、こういうことしないとダメなんだな」って思ったり、いろいろあった10月後半。

ま、それらの話は追々するとして、ちょっと先日後輩と飲んだ時の話を書いておく。

後輩ちゃん

その『後輩ちゃん』は、前の会社の後輩。5歳くらい年下。私が29歳くらいの時に入社してきてたと思うので、オーバーラップは私が30歳で留学に行くまでの間の1年半くらいかな?超タフで超優秀な研究者。私と同じような分野で研究してたこともあって、最初は一緒に働く予定だったんだけど、大人の事情で結局最後まで同じチームで働くことはなく。んで、私が留学に行っちゃった後に、私のやり残した仕事をやることになって、結構な修羅場をくぐらせてしまった後輩ちゃん。すまぬ、要らぬものを創り出してしまって。その後、後輩ちゃんも修羅な前職をやめ、今は別の日系の大手メーカーにて働いてる。

で、この前、その後輩ちゃんと久々に飲んできた。

30歳と35歳

転職後の話(aka 愚痴)を聞かせてもらってたんだけど、転職した先が超ヌルい、というか、要は「このままでええんかね?」っていう話。その会社の本流の仕事じゃないこともあって、開発予算がなくてまともに実験できない、安全基準が低すぎてやばい、開発のレベルが低すぎて張り合いがない、このまま行って会社が10年後とか20年後に傾いた時に大丈夫なんかな、っていう。

(余談だけど、見方変えると、前の会社の仕事はキツかったけど、なんだかんだでまともに予算持ってたし、いた開発メンバーのレベルも高かったんでは?っていうことなんだけど、ま、それはその通り、というか、前職のいろんな部署の開発会議に首突っ込んだ私も当時はそう思ってたし、そのことは後輩ちゃんにも言ってた。この職場、社内でもかなりレベル高い方やで、って。)

いや。まじで。自分の5年前と話してるみたいだった。このままこの会社いてええんかな?会社潰れたら人生終わりよね?」みたいなこと、私も思ってたし。5年前の私がその場にいたら、「いやぁ、超わかる。どこもそうよねぇ。ベンチャーにでも転職する?」とか言い出しそうな感じ。ただ、5年経って35歳になり、大企業から創業数年のベンチャーに移り、分野も化学から IT に変え、職種も研究開発から事業開発に変え、子供もうまれたので、ま、そんなことを言ったりはしなくって。というか、実際、後輩ちゃんが取り得る選択肢って、そんなに多くないっていう。その時話してて出てきた選択肢ってこんなとこ。

  1. 開発職のまま
  2. 同じ会社の技術営業
  3. 外資系メーカーの技術営業
  4. その他

後輩ちゃんの前回の転職の時は、体力とガッツと頭の回転の速さとかその他もろもろ考えて、「コンサル」を私はプッシュしてた気がする。それから数年経った今となっては、やっぱ、「 1 」か「 2 を経ての 3 」なのかな。ただ、「 2 」ってどれくらいの頻度で起こるのか、とか、どういう職歴の人が日系企業だとなるのか、とか、正直よくわかってない、私。「 3 」はそこそこ JD 飛んでくるからポジションはあるんだろうけど、基本、勤務地は横浜か千葉、っていう制約があるだろうし。

結局、その時できたアドバイスは、「子供ほしいなら、とっとと作って、そっから考えよう」という、なんのひねりもないやつ(笑)。いや、ま、子供作って育てるの、いろいろ調整いるし。。。時計の針は戻せないわけで。。。


化学系技術職のキャリアの作り方、やっぱ難しいねぇ、って改めて思った今回。

会社が潰れないようにって祈りつつ、管理職になる40歳、部長になる50歳、もう一個偉くなる55-60歳まで我慢するのが正解なのかなぁ。生涯年収3億円いくかどうか、みたいなやつだけど。

いやぁ、まじ、なんとかならんのか。


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