転職活動してました
Posted on Aug 27, 2020
いきなりですが、転職活動してました。
始めたのは今年の4月くらい。終わったのは8月半ば。営業職での転職は初めてなので、いろいろ苦労し、なんだかんだで 4 か月経ってました。
今までは、前職・現職は、技術を武器に適当に話してたら受かってたんですが、今回は結構落ちました。なんせ、35 歳なのに IT 歴 3 年、営業歴 3 年という、ペラペラな経歴。俺が採用ならまず取らない、か、興味本位で話だけ聞いて落とすと思います。
なお、始めた理由みたいなのは、このブログでは言及しません。コロナとかは全然関係ないです。興味ある人は、ランチおごってください!
今回の転職活動まとめ
今いるベンチャーでは、営業~カスタマサポート~マーケティングと幅広くやってて、次どれかに絞るなら、やはり営業かな、といういことで Sales Manager 中心に応募してました。この 3 年間で営業として何とか多少の成果は出せたし、営業でも技術のバックグラウンドは活かせているような気もしたので。マーケ>インサイド>フィールド>カスタマーサクセス、みたいな王道のプロセスを一度ちゃんと経験しておきたい、何年後かに部下でも持てればそのあとのキャリア設計が少しは楽になるだろうな、という下心もありました。
で、結果、Sales Manager ではなく、Account Director というポジションに(笑)。ジョブタイトル的にちょっとストレッチ気味。
メモがてら、受けたところを一覧にするとこんな感じ。4か月で10社ちょっと。多いのか、少ないのか。どうなんでしょ。
ポジション | 分野 | サイズ | 本社 | 結果 |
---|---|---|---|---|
Account Director | Payment Gateway | Mid | UK | ここにいく! |
Sales Manager | Fintech / BaaS | Mid | US | 1次面接辞退 |
Sales Manager | Fintech / BaaS | Mid | US | 1次面接敗退 |
Sales Manager | Developer Tool | Large | US | 2次面接敗退 |
Sales Manager | Professional Service | Large | US | 2次面接辞退 |
Sales Manager | Professional Service | Mid | France | 2次面接辞退 |
Sales Manager | Security | Large | US | 1次面接敗退 |
Sales Manager | Security | Large | US | 書類落ち |
Sr. BizDev Manager | UI/UX Design | Mid | Australia | 2次面接敗退 |
Solution Engineer | Material Informatics / AI | Small | Japan | 2次面接辞退 |
? | Private Equity | Small | US | 採用凍結 |
共通点としては、こんな感じでしょうか。SaaS を扱ってる会社が多いですが、受託開発メインの会社もありました。
- Enterprise 向けの B2B プロダクト
- プロダクト or タスク がちょっと複雑
- 英語必須
今回のポジションに決めた理由はいろいろあるんですが、理由の一つは、最終面接の一つ前の面接で、 CEO(2年くらい前に COO として入社)が 「この会社、働いてて楽しい」って言ってたこと。働いてて楽しい、とか最高じゃない?
まだプロセスの途中の会社はいくつかあったんですが、この会社からオファーもらったところで、活動全停止。オファーレターちらつかせてより良い条件とる、みたいなことできるほどの実績もないし。
ま、縁です、縁。
引き続きグダグダなキャリアパスになりそうですが、もうそれは仕方ない。諦めます。先のこと(キャリア)なんて考えてもわからんし、次のポジションで頑張って結果出して、その後考えようと思ってます。今見えてないものも見えてくるでしょうし。
そういや、今後のキャリアについて面接で聞かれたとき、大体は「3 年でプロの営業マンになって、5 年で部下持てたらいいっす!」みたいな当たり障りのない返事をしてたんですが、この会社の時だけは「そんなもん考えてもわからんから、あとで考えます!」って返事して、Hiring Manager も同意してくれてました。
以下、今回の転職活動で思ったことを、のらりくらり、と。
受けそびれた会社
興味はあったけど受けそびれた会社がいくつか。
- Customer Success Manager @ Okta
- Sales Manager @ Snowflake
Okta は今乗りに乗っている B2B SaaS 企業。扱ってる技術が今の会社と近い(ソリューションは全然別物)こともあって興味あったんですが、カバーレター書くのをめんどくさいなー、って後回しにしてたら、受ける機会を逃しました(あほ)。付き合ってたエージェント複数にも聞いてたんですが、誰もコネクションがなく。日本であんまり採用されている話を聞かないし、CS とか面白そうだな、とか思ってたんですがね。
Snowflake は IPO 直前のデータベース・データ関連の企業。ただ、セールスポジションの要件がかなり高く(というか私の経験がしょぼいだけ)、躊躇してたら採用凍結になり、受けずじまい。こちらは複数のエージェントがコネ持ってました。
足りなかったな、と思う点
営業職ポジションでの面接は今回が初めて。HR との面接でパスして、Hiring Manager との面接で落ちる、みたいなケースが多かった気がします。こういう経験があればよかったのかな、と思ったのは下記の 4 点。知らんけど。
- CxO への営業経験:現職のプロダクトは、プロジェクト単位で導入してもらうため、エンジニアや PM がカウンターパートになることが多いんですが、Enterprise 向けセールスポジションだと、もうちと上の人への営業経験が求められることが多く。プレゼン内容も CxO と PM/エンジニア 向けでは全然違うわけで、ま、納得。
- 契約のサイズ感:上の項目とも関係しますが、億単位の契約を扱った経験を求めらるポジションが多かったように思います。私は、ARR 100 - 2000 万円とかなので、ちょっと足りず。
- ソリューション営業の経験:現職ではプロダクトが一個しかなく、問い合わせしてくる段階でお客のニーズはあらかた決まっているわけで、客のニーズを聞き出す、みたいなスキル・経験が全然足りないなー、と。営業ロールプレイング面接で見事に玉砕しました。ゲームのルール理解しないままつっこんでって、死んだ感じ。
- 営業の型: MEDDIC とか、チャレンジャーセールスとか、いろいろな営業スタイルがあるらしい(今回の転職活動で初めて知った)のですが、私のこの 3 年間は、完全に我流。再現性出すうえでは、こういうフレームワークに当てはめて行動するのって、大事なのかな、って何となく思いました。まる。
こんな目線でプロダクトや会社を選んだことがなかったのですが、営業としてやっていく上では重要なのかもしれません。知らんけど。
ちな、Sales Manager というポジションにかぎると、マネジメント経験について問われたことは皆無でした。
評価された、と思う点
一方、評価されたかな、と思うのはこんなところでしょうか。大幅なキャリアチェンジ後だったので、成果を出さないといけなかったわけですが、どうやら最低限はクリアしたように思います。
- 通訳:現職にて「客とは日本語、社内ではエンジニアと英語でコミュニケーション」みたいなことは日常的にやってるんですが、外資だとそういうシチュエーションは多いらしく、評価してもらったように思います。
- 地頭の良さ:面接のやり取りを通して、「あ、こいつちゃんと理解している」と思われたっぽい。くさっても博士号もってるし、一応(へっ)。
- 営業成績:この 3 年間の成果は、「新規契約○○社、MRRへの貢献○○万円」みたいな感じでアピールしてましたが、この点、とりあえずは足切りされない程度の成果ではあったようです。
どこの面接でも、評価されるポイントは似てるなー、って感じました。特に、一つ目の「通訳」の部分とか。英語しゃべれて、技術もある程度フォローできる人(エンジニアと話しできる人)、あんまりいないのかもねぇ。知らんけど。
使ったサービス
前回(3年前)の転職では、BizReach を使って転職しましたが、今回は使わず。理由は単純で、月額利用料が高い(3000円~5000円/月) から。まったく同じサービスを、リクルートが、Career Carver という名前でやってるので、そっちを使いました。あと、もちろん、LinkedIn。
Career Carver は、国内スタートアップ案件が多く、外資系の案件を持ってるエージェントは 2-3 割程度だった気がします。外資系メインなら、LinkedIn だけでよさそう。
あと、今回いろんなエージェントと付き合いましたが、とあるエージェントにかなり助けられました。営業面接のポイントとか、会社概要資料とか。面接の最後に必ずフィードバックもらえ、ってアドバイスされたり。残念ながら、彼経由の案件では採用までいけませんでしたけれど、興味ある人にはご紹介します。
コロナの影響
最初にも書きましたが、コロナきかっけで職探し始めたわけではないです。たまたまタイミングが重なってしまっただけで。
最悪のタイミングなんだろうなとは思いましたが、案外、案件自体は常に流れてきてました。6月はちょっと少なめでしたが、7月になった途端一気に増えました。エージェントにコロナの影響なんかも聞いてみましたが、皆さん、「サービスとか、自動車関連は死亡してるけど、IT は特に大きな影響でてない」と言ってました。今後どうなるかは全然読めませんけれど。
あと、コロナのおかげで、インタビューがほぼすべてオンラインになったのは非常に助かりました。時間の調整は楽だし、カンペみながらインタビュー受けられたし。ま、カンペ作ってる段階で内容が大体頭に入ってるので、実際は使ってませんけど。
うれしかったこと
退職します、という連絡をしたら、何名かから「なんでうちの会社受けてくれなかったんですか!」とか、「会社作ることあったら声かけます!」と言ってもらえたこと。いやはや、ありがたや、ありがたや。
ってな感じ。次の仕事は9月14日から。頑張ります!
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